一つのいのちプロジェクト

活動レポート

宮城県
2023.08.11

気仙沼ライフガード|水辺の事故をゼロにするための環境を創る

2023年6月末日、宮城スバル 気仙沼店にてライフセービングカー寄贈式を開催。

宮城ライフセービング協会様へ【SUBARUライフセーバーカー】と緊急救命活動支援のための【AED】を提供しました。今回、宮城スバルが提供する【SUBARUライフセーバーカー】(フォレスター)は9月までの3か月間、海水浴場の巡回や機材の運搬、緊急救命活動、ライフセーバーの監視拠点での運用など、様々な用途で使用されます。

【水辺の事故ゼロ】を目指す活動への協力を通じて

地域の皆さんへの『 安心、安全 』を提供していきます。

 

2023年8月 南三陸町サンオーレそではま海水浴場。

 フォレスターと共に活躍されている、宮城県ライフセービング協会 副会長 兼 気仙沼ライフガードの小山大介さんに取材をさせていただきました。

【水辺の事故をゼロにするための環境を創る】そのために、どのような想いで活動をされているのでしょうか…

【現在の本職やライフセーバーになろうと思ったきっかけは?】

日本赤十字社の職員です。過去には消防などイロイロしてきました(笑) 個人的に消防車も所有してるんですよ…お子様向けのイベントなどで大活躍です! (写真を見せていただいたら、本物の消防車でした)

ライフセーバーになろうと思ったのは…
小さい頃、本当は海上保安官になりたかったんですよ!人の命に関わる仕事がしたくて…。
昔、地元で水難事故があったんです。…その時、自分は何もできなくて… 悔しい思いをした事もあり、15歳の頃からボランティアとして活動しています。

基本的に休みの日に活動しているのですが、現在は研修などの依頼も増えてきて本職とライフセーバー…どちらが本職なのか分からなくなってしまう事もありますよ(笑)

【ライフセーバーは年間通してどの位活動されているんですか?】

夏はもちろん、冬も訓練などを行なっているので、1年間活動してますよ。
海だけではなく、川にも行きますし、自然災害などが起きたときも活動しています。 冬は雪が積もった浜辺で訓練したり… 梅雨の時期は、自然災害などが多くなってくるので、出動することがありますね。
最近は、ライフセービング協会と海上保安庁との連携のため、事故防止対策等に関する協定を締結したんですよ。 事故の未然防止と事故発生時の救助率向上のために…

そして気仙沼ライフガードでは、公的機関のお互いが得意とする分野を活かして活動することで住民の命を守ることができるのではと考え、消防等との連携をとって必要時の対応ができるようにしているところです。

【大変だった事ややりがいなどはありますか?】

やっぱり東日本大震災の後ですかね…
ゼロになってしまった海を元の海に戻していくことが大変でした。地域の方の考え方なども考慮しながらの対応だったので、活動できない時期もあったり…その期間は北関東で活動したりもしました。穏やかに見えるこの景色ですが、今もなおガレキ処理などを行なっているんですよ…。

やりがいは…
20代の頃は現場での活動でしたが…最近は人材育成に関わることが増え、研修などで人の前に立つことが多くなったことですかね…。宮城のライフセーバー協会では指導できるのが私だけなんですよ… 。後はやっぱり…海。好きな場所で活動ができることですね。

 

活動の様子

大切な命…未然に防ぐ

活動中の小山さんの目は真剣です。

それでは最後に…
【レジャーを愉しむ方達に…一言。】

私はいつも海や川、自然に対して常に、利用させていただいている、海に入らせていただいている…という考えで活動をしています。
自然がつくりだしたものであって完全に整備されている場所ではない、そのため人が完璧に管理できるものでありません。決して常識が通用する場所ではないと思いながら活動しています。
ぜひレジャーを楽しむ皆さんも、海や川、自然を楽しむためにも、決して過信することなく、完璧な場所ではないという思いを持ちながら愉しんででいただきたいです!

小山さん。本日は取材のご協力ありがとうございました。

水辺の事故をゼロにする…

未然に事故を防ぐ…

そして大切な命を守るため…

 

その思いは、SUBARUも同じです。

すべては、事故のない未来を目指して…。

 

ゼロになるその日まで…わたしたちに出来ること。

常に意識して過ごしていきたいですね。

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